集成材と無垢材の違いとは?それぞれ比較して紹介します!

住宅の素材として、無垢材という素材を耳にする方は多いでしょう。
では、集成材という素材をご存じでしょうか。
こちらも様々な住宅に用いられる素材で、その名の通り木材を接着して使う建材を指します。
今回は、無垢材と集成材のメリットやデメリットを比較し、解説します。

 

□健康面でも注意が必要?集成材の特徴を解説します!

 

集成材の特徴に、化学物質を含んだ接着剤を用いて木材を接合していることが挙げられます。
必ずしも健康被害があるとは限りませんし、安全基準もありますが、アレルギーやアトピーなどのリスクがあります。
健康面で万が一に備えたいという方には、集成材は向かないでしょう。


しかし、無垢材に比べ取れる量が多いため、比較的低価格な点がメリットです。
また、木は部分によって性質が異なるため、無垢材の場合は加工しにくいデメリットがあります。


その点集成材は、性質の近い部位を合わせて作られるため、加工しやすく品質が安定している点がメリットでしょう。

品質が安定しているため、築年数による劣化も少ない傾向にあります。
そして、無垢材に比べ小さな素材を組み合わせているため、よく乾燥されています。

 

□建材としての性能が高い!無垢材の特徴を解説します!

 

無垢材の最大のメリットは、その特有の見た目でしょう。
一枚の板として切り出す無垢材では、板に木目があります。
この木目は築年数の経過とともに深い味わいのある色へと変化します。
ぬくもりのある空間に仕上げてくれるでしょう。

 

また、集成材のように接着材を使用していないため、アレルギーやアトピーのリスクが少ない点も魅力です。
無垢材は高い調湿性能を持つためカビが生えにくく、健康面にも安心して住めるでしょう。

 

しかし、加工が難しいことや、取れる量が少ないことから、比較的高価格になる点がデメリットでしょう。
無垢材はひとつながりの木材ですので、一枚の建材の中に性質の異なる部分が生まれてしまいます。

そのため高い技術を持った職人でなければ加工が難しく、乾燥にも手間がかかるため、高価格になってしまうのです。


無垢材の中には集成材より安価なものもありますが、これは水分を多く含んでいるために建築後に反りやヒビ割れを起こすリスクがあるため、注意しましょう。

 

□まとめ

 

今回は、無垢材と集成材の特徴を比較し、解説しました。
無垢材は価格が高い分性能が高く、見た目も良い点がポイントです。
一方で集成材は比較的低価格な点が魅力です。
用途や目的に合った素材を選ぶようにしましょう。