輸入材と国産材の特徴を比較して紹介します!

住宅の建材に使われる木材には、国産材と外国産の輸入材があります。
違いはありますが優劣はなく、それぞれにメリットとデメリットがあるため、用途に合わせて選ぶべきでしょう。
今回はそれぞれの特徴を比較、解説します。

 

□コスパは良いけどリスクは高い!輸入材の特徴を解説します!

 

輸入材の最大のメリットは、流通量の多さでしょう。
そのため輸入材はコストパフォーマンスに優れ、選択肢の幅が広いのも特徴です。
住宅以外には、小物や家具に用いられています。

また輸入材には傷が付きにくいという特徴があるため、お子さんがいる家庭などに用いると良いでしょう。

 

一方で、国産材と比べて腐敗しやすい、乾燥の影響を受けやすいなどのデメリットがあります。
というのも、輸入材は日本で育った素材ではないため、日本の気候に合わない場合があるためです。


気候の変化で木材が腐るケースがあるため、注意が必要でしょう。

海外で栽培される輸入材は、気候の変動が少なく、天候も安定した地域で栽培されています。

それに対し日本は気候の変化が激しく、湿度も高いために腐ってしまうのです。

 

また、海外から輸送する間に傷つくケースもあるため注意が必要でしょう。
木材にヒビが入ると、その木材は建材としては使い物にならない場合があります。
ヒビが入っていなくても、住宅を建てた後にリフォームをはじめとする追加費用がかかるリスクもあります。

 

□リスクが少ないことが魅力!国産材のメリットを解説します!

 

国産材のメリットは、高い耐久性や、スギやヒノキ特有の香りでしょう。
国内で生産されているため日本の気候変化にも対応でき、シロアリの発生を防ぐ成分を含んでいるため、シロアリを寄せ付けにくい素材です。


年輪が狭いため、建材が変形しにくく、耐久年数も高い傾向にあります。

スギやヒノキは特有の香りを持ち、この香りがリラックス効果を与えるでしょう。
肌触りも良いため、生活の質をワンランク上げる素材と言えるでしょう。

 

しかし、国産材は流通量が少ない、というデメリットがあります。
輸入材と異なり、建材として使える木材が少ないことや、加工が難しいことなどが原因で、流通量は国内の30%程度に留まっています。
その分コストが高いため、予算とは相談する必要があるでしょう。

 

□まとめ

 

今回は、国産材の特徴と輸入材の特徴を比較、解説しました。
輸入材はコストパフォーマンスに優れますが、様々なリスクを抱えているため、どちらを使うかは慎重に考えましょう。